国営チュニジア通信(TAP)が、筑波大学発のベンチャー企業アレナビオ(http://arenabio.com/)とチュニジアのハービオテックが7月30日、オリーブ木の活用に関する合意書を締結したと、報じました。
報道によると、アレナビオがハービオテックに出資し、オリーブ木を利用した派生製品の開発・製造拠点を建設するそうです。また、アグロビジネスの研究成果の事業化を支援する日本戦略投資が90万ドル(約9,500万円)を提供します。
チュニジアは、オリーブ作付面積がスペインに次いで世界2位(2015年)、オリーブオイルの輸出量は世界最高(2015年)で、世界有数のオリーブ産地です。オリーブオイルの輸出額は年5億ドル(約530億円)ほどで、チュニジアの農水産品輸出額の半分を占めています。
他方で、高付加価値商品や有機商品の生産拡大が期待されているものの、水資源が限られること、技術的課題があることから、十分な灌漑が整備できていません。現地スタートアップのアイ・ファーミングが提供するセンサー「フィト」などのスマートツールや地下灌漑など、新たな技術の導入が期待されています。
アレナビオは、JICA(国際協力機構)の協力準備調査(BOPビジネス連携促進)第8回(2014年9月12日公示)公示に採択され、オリーブオイル生産者の所得向上を目指すために、付加価値の高い新たな製品・サービスの市場調査を行っていました。今回その調査の結果をうけて具体的に事業化させようというものです。
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<参照>
JETROビジネス短信「筑波大学発ベンチャーのアレナビオがチュニジア進出」(2019年8月6日)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/08/d7fde0ed918e1329.html
株式会社アレナビオ HP
http://arenabio.com/
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