ザンビアのフィンテックスタートアップ、Zazuは、組織体制を強化し、新規ユーザーの獲得に向け、140万米ドルの資金調達ラウンドを実施しました。
2015年10月に設立されたZazu。
設立当初は、農家が農作物の余剰分を別の市場に販売できるサービスを行っていましたが、2017年にデジタルバンキングの分野に参入しました。 また、同年、クラウドファンディングを成功させ、ザンビア市場をターゲットに2つのサービスをリリースしました。
1つは、SMSを使用した金融サービスの仕組みを人々に教えるチャットボットで、現在、110万人以上に利用されています。もう一つは、プリペイドカードに接続されたデジタルウォレットアプリであり、ユーザーは、支出をより細かく管理できるようになりました。
「現在、15名のスタッフがいるので、設立当初と比較し、より多くの分野をカバーできるようになった。しかし、もっとチームを拡大し、ユーザーを獲得する予定である。」と、Zazuの最高経営責任者(CEO)であるPerseus Mlambo氏は、述べます。また、Zazuは、サービスをベータ版から製品版へするにあたり、新たにクラウドファンディングを実施する予定です。
「最初のクラウドファンディングキャンペーンにより、迅速に仮説を検証できただけではなく、Zazuのアドバイザーとなった多くの投資家と出会うことができた。」
「現在、実用的な製品とビジネスを運営するためのライセンスがある。そういった意味でも、投資家に私たちへの信頼度を高め、投資の規模を拡大することを楽しみにしている。」とMlambo氏は言います。
最新のクラウドファンディングキャンペーンの開始については、まだ発表されていません。また、今回の140万米ドルの出資者についても、未公開です。
Zazuでは、ユーザー名の作成、フルネームや誕生日、電話番号等の個人番号、自分の顔写真とIDの提出で簡単にアカウントを作成できます。また、現金と交換する際は手数料がかかりますが、送金の際の手数料は全て無料です。支払いの際にZazuアプリを開き、QRコードで支払うこともできます。
現在は、ザンビア国内のみで利用可能ですが、今後、サービス拡大が見込めます。
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<参照>
Zambian fintech startup Zazu raises $1.4m to expand user base
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