「Samurai Africa Fund 2号」組成
2021年4月15日、スタートアップへの出資や成長支援を行う株式会社サムライインキュベートは同社が運営する「Samurai Africa Fund 2号」において20億2600万円で組成を完了したと発表しました。
同社は2018年からアフリカのスタートアップ支援を行っており、現在までにアフリカ7カ国*で展開する26社の出資・成長支援に携わってきました。
*ルワンダ、ケニア、タンザニア、ウガンダ、南アフリカ、ナイジェリア、エジプトの7カ国。
2号ファンドでは今まで投資対象地域にしていたケニア、ナイジェリア、南アフリカに加え、エジプトの4カ国のスタートアップ出資・成長支援を予定しています。出資金額も最大8,000万円程度と多様なニーズに応えられるように上限金額の幅を上げています。
対象領域は金融・保険、物流、医療・ヘルスケア、小売・EC、エネルギー、農業、交通・モビリティです。
同日時点で2号ファンドの出資・成長支援先は、ビジネスパーソン向け家事代行サービスを提供するナイジェリア企業「Eden Life」、金融商品のマーケットプレイスを展開するナイジェリア企業「EvolveMoney」、個人事業主・エネルギー供給者向けに電力の最適化ソリューションシステムを提供するナイジェリア企業「Shyft Power Solutions」、デジタルフォワーディングプラットフォームを提供するナイジェリア企業「OnePort」、グループ購入Eコマースサービスを提供するナイジェリア企業「Pricepally」、安心・安全に車のオーナーになれるサービスを提供する日本企業「FMG」の6社となっています。現段階においてはナイジェリアの企業が中心となっています。
同社でManaging Partnerを務める米山氏は下記のコメントを残しています。
「54名もの方に投資家としてファンドにご参画いただき、当初の目標を超える金額でファンドをクローズすることができ、改めて感謝ばかりです。これで正々堂々とアフリカのスタートアップエコシステムに属する者としてスタートアップ支援に邁進することができます。これからが勝負だと思って、地に足つけて、愚直に、起業家に向き合って、起業家の身になって、誠実に一歩一歩進んでいこうと思います。」
計54の投資家/機関から出資、豊田通商やPR TIMESも参画
今回のファンドでは54の投資家/機関から出資されました。豊田通商やPRTIMESなども含まれています。またスタートアップ創業、上場を経験している起業家や海外投資の知見を有する投資家などのサポートのもと、アフリカの起業家支援を行う予定です。
豊田通商は2019年10月、アフリカで活動するモビリティ関連スタートアップ企業への出資・融資に特化した投資会社(CVC)モビリティ54を設立し、アフリカにおけるモビリティ社会の課題解決に取り組んできました。今回の出資は、モビリティだけではなく、ヘルスケア、リテール分野などでのスタートアップ企業の発掘することや同社が運営するモビリティ54との連携も視野にいれています。
■Samurai Africa Fund2号投資事業組合の概要
運営会社:株式会社サムライインキュベート
投資対象国:ナイジェリア・ケニア・南アフリカ・エジプトなど
投資対象分野:金融・保険、物流、医療・ヘルスケア、小売・EC、エネルギー、農業、交通・モビリティ、エンターテインメント
投資ラウンド:プレシード~シリーズA
投資金額:1,000万円~8,000万円/件
ファンド総額:20億2,600万円
日系のアフリカ特化投資ファンドでは弊社が運営する「Africa Healthcare Fund」やアフリカのスタートアップ企業に投資する「Kepple Africa Ventures」などがあり、今後日本企業によるアフリカスタートアップ支援は盛り上がっていくと思われます。
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