AAICナイロビオフィスで新しい仲間を募集しています!

2021.08.11
ANZA編集部
AAICナイロビオフィスで新しい仲間を募集しています!


AAIC Japanではケニアのナイロビオフィスにて一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
今回は、ナイロビオフィスでマネージャーとしてアフリカ進出コンサルティングに従事している星野さんにお話を伺ってきました。アフリカにかける想いや入社後のエピソードなどを紹介していきます。


プロフィール
星野千秋(マネージャー)
大学卒業後、外資系金融機関にて、主にインド企業に対する預金や融資のバックオフィス業務に従事。
2016 年AAICに入社後、アフリカ事業の担当者として、メーカーの市場調査/代理店探索/参入戦略構築や、スタートアップ調査、M&A アドバイザリーなど多数の案件を推進。
2019年よりケニアオフィス駐在。ケニアのみならず周辺国や北、西、南部アフリカなど20か国以上でプロジェクトを担当。


現在の業務内容について教えて下さい。

現在は弊社のナイロビオフィス(ケニア)に駐在し、マネージャー職としてアフリカ関連のプロジェクトに携わっています。

常に5つ前後のアフリカプロジェクトを担当しており、全てはご紹介できないのですが、次の2つのプロジェクトを例としてご紹介します。

1つ目は日本企業とケニア現地企業の資本提携支援です。
ある業界で世界トップ3に入る日本のメーカーによる同業界のケニア現地企業への出資と戦略提携支援を行っています。出資提携、経営参画をして、ケニアの工場の規模の拡大や製品のクオリティ向上を実現することでケニアからアフリカ市場に製品を販売していきたいというクライアントに対して、ビジネス/財務デューデリジェンスの支援を行っています。

2つ目は製薬会社のケニア、ナイジェリア進出支援です。
既に初期の市場調査を終えていて、現在は商品のローンチに向けてプロジェクトを進めています。
製薬会社と現地代理店の間に立ち、薬事登録に関するサポートを行ったり、商品ローンチ後の流通やマーケティング戦略策定を行っています。


入社された理由を教えて下さい。

入社した理由はアフリカに踏み込んで関わることができると感じたためです。

私は学生時代、休学して1年弱バックパッカーとしてアフリカを旅していました。
農村部から都市部まで様々な地域や国に訪れていく中で、アフリカのポテンシャルを学生ながら肌で感じたのを覚えています。

その後は新卒で外資系金融機関に就職したのですが、1年強経ったところで、やはり自分が情熱を捧げられるのはアフリカしかないと思い、すぐにアフリカに関われる仕事を探し始めました。アフリカがより注目されるようになった今でもそのようなチャンスを与えてくれる会社は多くないと思いますが、2016年当時も事業会社含めて2~3社しか見つからず、その中でも、興味のあった日本企業のアフリカ進出支援ができそうな弊社に入社しました。


– なぜそこまでアフリカに強いこだわりを持たれていたのですか?

成長市場で勝負した方が楽しいだろうと思っています。もちろん日本にも成長産業はありますが、人口減少もあり、全体的には縮退産業が多いですよね。一方で、マクロ的にアフリカがこれからなのは間違いないです。この上げ潮に乗れたら楽しいはずだと確信していました。

また、アフリカのゆったりと流れる時間や街中に溢れる活気、人と人の距離の近さ、それらが生み出すカオスなどがちょっと変ですが私には心地よく、自分らしくいれる気がしたのも大きな理由です。

あとは、「人と違うことがしたい」という私の性格もこだわりにつながっていると思います。
元リクルートの藤原和博さんが「100万人に1人の人材になる方法」について本で説明していて、希少性の高い人材になるには3つの分野でそれぞれ100人に1人の希少性を確保すればなれると書いてあるのを読みました。

その観点で考えると、アフリカに地域軸を置くだけで希少性が高くなりますし、そこにコンサルティング(進出支援)を組み合わせるとほとんどやっている人がいないのでかなり希少性は高いです。まだ3つ目の軸は見つけられていませんが、他人と差別化するために、そして自身のキャリアを考える中でアフリカにこだわるようになりました。

そこまでアフリカに対して強いこだわりがあったので、転職活動をしていた時から何十年も関わり続ける覚悟を持っていましたし、現在もその想いを持って仕事に取り組んでいます。


– 入社されてからどんなプロジェクトに関わってきましたか?

2016年に入社してから3年間は東京オフィスにいながらアフリカを中心にアジアも含めて様々な地域、業界のコンサルティング案件に関わっていました。私はコンサル経験がなかったのですが、アソシエイト、コンサルタントとしてアフリカのみならず、アジア進出支援にも関わって多くの経験を積ませてもらいました。その後2019年にケニアに赴任し、よりアフリカにフォーカスした形でコンサルサービスを提供しています。改めて数えてみましたが、5年間で22か国と本当に多くの国に出張させてもらいました。

弊社はクライアントのニーズに柔軟に対応し、業界、地域問わず様々な支援をしているので、どのようなプロジェクトをやってきたか説明するのは難しく、これだけではないのですが、次の4つがプロジェクトのスコープになることが多いかと思います。

1つ目はメーカーの市場調査です。
業界の市場規模、流通構造、競合プレーヤー、消費者動向などの調査を実施し、調査で得たインプットを分析、その後の戦略立案を策定するプロジェクトです。

2つ目は現地輸入販売代理店の探索です。
候補企業のリストアップ、スクリーニング、初期アプローチ、交渉代行、契約締結支援を行うプロジェクトです。

3つ目は資本提携締結支援です。
ターゲット企業に資本提携の提案を行い、ビジネス/財務デューデリジェンスを実施し、資本提携締結に向けた幅広い支援を行います。

4つ目は販売支援です。
クライアントの商材を弊社が販売代理店として現地のショッピングモール等で販売することもあれば、現地販売代理店と一緒に販路開拓やマーケティング支援をを実施することもあります。


– その中でも印象に残っているプロジェクトがあれば教えて下さい。

ホームアプライアンスメーカーのプロジェクトです。
アジアや米国では非常にプレゼンスのあるメーカーでしたが、アフリカは十分攻め切れておらず、アフリカ全体の戦略立案を実施したいというご依頼でした。

アフリカ全体と言っても、54か国あり全ての国を調査するのは厳しいので、人口やGDPなどといったマクロデータや市場環境、例えば市場規模や競合状況などの事前リサーチをもとに10ヶ国に絞って、クライアントと一緒に現地訪問し、調査を実施しました。

更に、その調査結果、分析に基づき3ヶ国を戦略的優先国に選定し、それぞれで実行すべき戦略を立案/提案しました。その戦略のうちの1つがある国での現地メーカー買収だったのですが、実際にターゲット企業のリストアップ、スクリーニング、初期アプローチを実施し、最終的には1社デューデリジェンスを実施するところまで進めました。

調査、戦略立案、実行という参入時の一連のプロセスを一貫したご支援を通じて、アフリカ参入戦略策定の一役を担うことができたと思います。その結果、クライアントからも評価して頂いたのでとても印象に残っています。


AAICで働くことの魅力を教えて下さい。

弊社で働くことの魅力はアフリカに関わる機会が多いのはもちろん、コンサルティング未経験でも成長できる環境があることです。
少数精鋭でやっているので、アソシエイトレベルでもパートナー陣と一緒に仕事する機会が多くありました。その分要求水準は非常に高いので、考え方や仕事の進め方など学びが多く、自分自身を加速度的に成長させることができたと思います。

また、チャレンジさせてもらえる機会が多いのも魅力の1つです。
私の場合は入社して3日後に中国出張に行かせてもらい調査に関わったり、当時弊社として知見が浅かったナイジェリアに1人で乗り込んで調査を担当したりと、コンサルティング未経験ながらも入社直後から様々な仕事を任せてもらいました。よく就活で裁量の大きさが仕事選びの基準に上がることがありますが、その点では弊社はかなり上位にランクする自信があります。


今回の採用募集ポジションについて教えて下さい。

現在ナイロビオフィスには日本人スタッフが2名、ケニア人スタッフが2名在籍しています。ありがたいことに多くのプロジェクトの引き合いを頂いており、体制強化のため、日本人スタッフを新たに募集することにしました。

主な職種はアソシエイト職もしくはコンサルタント職です。

アソシエイト職では第二新卒ポジションとして、私のように未経験からコンサルタントを目指すことも可能です。コンサルタント職では、将来のマネージャー候補として、一定の裁量を持ち、業務に対して自らアプローチを考え、実行に移し、アウトプットしていただきます。

実際の業務では製造業、通信/IT企業、サービス業をはじめ、日本の企業をクライアントとし、海外への参入戦略立案、新規事業開発、市場調査などのコンサルティング案件を担当していただく予定です。 海外現地に入り込んでの調査・プロジェクト推進が中心になり、真の意味でグローバルなコンサルティングワークが可能です。


– どんな仲間と一緒に働きたいですか?

まずは、私に負けず劣らずアフリカに対する強いパッションを持っていて、日本企業のアフリカ事業を盛り上げていきたいと思っている方。やはりこれが第1条件になります。
あとは、楽しく、主体的に仕事に取り組める方。これは弊社のバリューを定義しているAAIC Wayの1つで私も特に意識しているのですが、常にポジティブで前向きに、そして面白がってやることはとても大切です。

最後に、泥臭く現場に向き合える方。我々の仕事はパソコンに向かい、エクセルで分析し、尤もらしい戦略を描くことではありません。特にアフリカでは本質的な答えは、人に話を聞いたり、実際に自分の目で確かめたりしないと見つかりません。その労力を厭わない人と働けたら嬉しいです。


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