世界を魅了するアフリカのフィンテックの盛り上がり

2019.09.09
ANZA編集部
世界を魅了するアフリカのフィンテックの盛り上がり

世界中で、フィンテック市場が盛り上がりを見せていますが、特にアフリカ大陸のサハラ砂漠より南の地域では、ここ1年半の間に世界で最もフィンテック分野の投資が活発に行われています。今回は、Forbesの「イーベイ創業者も注目の「アフリカのフィンテック」の爆発力」を参照し、アフリカのフィンテックへの投資動向を見ていきたいと思います。

驚くべきことに、GSM Associationが発表したレポート「The Mobile Economy, Sub-Saharan Africa 2019」によると、アフリカのフィンテック分野の投資額は2018年に4倍近く伸び3億5700万ドル(約390億円)に達しました。また、この投資のうち、多くがケニアやナイジェリア、南アフリカのスタートアップへに注がれているそうです。アフリカのフィンテック分野の企業数は2017年の301社から、491社まで増加したとのデータもあります。ここから、アフリカで今、フィンテック領域への投資やビジネスが盛んであると分かると思います。

また、南アフリカを中心としたアフリカ最大の通信キャリアMTNのCEO、Rob Shuterは以前の取材に対し、「MTNを今後、アフリカ最大のモバイル金融サービス企業に成長させたい」と述べ、先日、ナイジェリアでフィンテックサービスの認可を受けたとアナウンスしました。MTNは今後、現地でフィンテック事業を拡大させていく計画です。一方で、アフリカ第一位のGDPを誇るナイジェリアでは、現地のフィンテックスタートアップ企業3社、KudiとOneFi 、TeamAptもそれぞれ、今年に入り約500万ドルの調達を実施しています。

アメリカの大手EC企業、イーベイ創業者が設立したオミダイア・ネットワークから生まれたファンド「Flourish」の主任を務めるAmeya Upadhyayは「全てのモバイルアプリは今後、フィンテック分野に進出する」と話し、そんな中でもアフリカにフィンテック分野のお金が集まり、GSMAが、アフリカのフィンテック分野のハブに成長すると述べています。

アフリカのスタートアップハブを運営するDisrupt Africaの共同創業者のTom Jacksonは、「アフリカ大陸には銀行口座を持てない人も多く、伝統的な金融サービス企業が市場に参入できていない。この分野のスタートアップには、巨大なポテンシャルがある」と話しました。

今後のアフリカフィンテックの動向に注目です!

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<参照
イーベイ創業者も注目の「アフリカのフィンテック」の爆発力https://forbesjapan.com/articles/detail/28871

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