アフリカでドローン活用国といえば、“ルワンダ”

2019/09/17

アフリカでドローン(小型無人機)と言えば、アフリカ、もしくはドローンに精通する方の多くが、「ルワンダ」を思い浮かべるはずです。8月30日の日経新聞で、ルワンダのインガビレ情報通信技術革新相は、今後のドローン活用拡大の意志を示しました。

インガビレ氏は、ドローンを活用した配送事業の誘致を強化する考えを示し、「ドローンの活用などビジネスの実験場にすることで多くのプレーヤーが参入し、新しい技術の発展につながる」とアピールしました。

ルワンダは、官民を挙げてICT(情報通信技術)立国を目指しています。

そのような状況下で、2016年から米国のドローン開発スタートアップ、ジップライン・インターナショナル(以下、ジップライン)はドローンを用いる病院向けの輸血用血液製剤の物流事業をルワンダで行っています。

ジップラインは、キガリ郊外に医薬品配送センターを持ち、輸血用血液やワクチン、医療器材などを保管し、ドローンを通じて約20の病院に届けています。輸血用血液をドローンで運び、医療機関の上空からパラシュートで投下するシステムを構築しています。

また、ジップラインは機体の設計から製造まで全て自社で手掛け、機体は耐久性と保温性に優れた発泡スチロールでできているため、雨風にも耐えることができ、全幅3メートルの大きさながら重さは21キログラムに抑えます。

2018年6月にはシリーズC資金調達ラウンドを実施し、豊田通商も出資参画、業務提携を締結しました。ジップライン社が事業会社の出資を受け入れるのは、豊田通商が初めてです。

2019年4月にはガーナ・アクラでも事業を開始し、4つの医薬品配送センターを持っています。このように、今後、ジップラインでのアフリカでの事業展開が期待されます。

ルワンダは、四国の1.5倍ほどの小国であるにも関わらず、既に2つの医薬品配送センターを持ち、官民が一丸となり、ドローンの活用に取り組んでいます。ルワンダは“千の丘の国”と称される通り、高低差があり、道路も舗装されていないところもまだまだ多くあります。これまで、すぐに血液が届かず、命を落とす人も少なくなかったため、ドローンでダイレクトに必要な医療品を届けることは、多くの人の命を救う可能性を秘めています。また、ルワンダのドローンモデルが他の新興国にも広がることでより多くの方の命を救うことができると言えます。

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<参照
日本経済新聞 「ルワンダICT相、「ドローン活用の実験場に」 2019年8月30日https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49190980Q9A830C1000000/

米国・Zipline International Inc.に出資~ドローン物流領域で協業へ~https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/190520_004377.html