スタートアップSafeBodaがイバダンにローンチ:ナイジェリアのインフラ改善に貢献

2020.03.10
ANZA編集部
スタートアップSafeBodaがイバダンにローンチ:ナイジェリアのインフラ改善に貢献

ウガンダのバイクタクシー配車アプリSafeBodaが、ナイジェリアを第3の市場とし、同国の第3の都市であるイバダンでサービス提供を開始しました。
 

SafeBodaについて


ウガンダ発のスマホ用バイクタクシー配車アプリ。乗客とバイクタクシードライバーを結び付け、追加の金融サービスも提供しています。

サブサハラアフリカにおける死因の第3位は交通事故。ウガンダの首都、カンパラには約8万人のバイクタクシードライバーがいますが、そのうちヘルメットを着用しているのはたったの1%です。その結果、カンパラ市内の病院の手術予算のうち、60%がバイクタクシーによる事故に充てられています。

そのような実態を改善するため、2015年に設立されたSafeBoda。バイクタクシーと料金はほぼ同額であるものの、ドライバーに厳格な行動規範と交通規則の遵守、バイクのメンテナンスを義務付けることで、乗客とドライバーの安全性を高めています。

SafeBodaの事業展開


SafeBodaは2018年にケニアに進出。2019年半ばにシリーズBラウンドの資金調達を達成し、計130万ドルを調達しました。ケニアのドライバー登録者数も今では3,000名を超えています。

プラットフォームをさらに拡大することに尽力してきたSafeBoda。 予想より時間を要したものの、次の他国展開に向け常に主要なターゲットであったナイジェリアで、ついにサービスを開始し、新たな市場に進出しました。

大都市ラゴスではなく、イバダンでのスタートという選択は多くの人を驚かせました。イバダンはナイジェリアでラゴス・カノに次いで3番目に人口の多い都市です。SafeBodaのナイジェリアカントリーヘッドBabajide Duroshola氏は、「イバダンは文化が豊かで教育水準の高い素晴らしい都市です。約450万人の人々とオカダと呼ばれるバイクタクシーが盛んで、ナイジェリア市場への参入の道筋を設定して学ぶのにふさわしいと感じました。」と述べています。

今年の初めにラゴス州政府が州の大部分でオートバイと三輪車を公式に禁止したことも重なり、現時点のSafeBodaの焦点は、イバダン市場を成長させ、SafeBodaが一般名になるようにすることだと意気込んでいます。

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《参照》
2020年3月10日閲覧
Ugandan moto-taxi startup SafeBoda expands to Nigeria with Ibadan launch
SafeBoda targets 30,000 riders in 2019
「ウガンダ版ウーバー」はバイク配車サービスで現地に特化

 

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