大手携帯通信会社MTNとは!?基本情報から新型コロナウイルス対策まで

2020.04.03
ANZA編集部
大手携帯通信会社MTNとは!?基本情報から新型コロナウイルス対策まで


MTN Group(エムティーエヌグループ)は、電話通信サービスを扱う企業で、2019年時点で2億4千万以上のユーザーが存在しています。

現在、南アフリカに本部を置き、アフリカと中東で21ヵ国に向けて事業を展開しています。

2020年3月から南アフリカやモロッコなど、新型コロナウイルスの対策としてロックダウンの厳しい措置をとる国もアフリカから出てきています。MTNが進出している21ヵ国のうち、17の国でも感染が確認されており(2020年3月23日時点)、MTNは新型コロナウイルスに対する積極的な取り組みを行っています。

積極的に行われたMTNの新型コロナウイルス対策


MTNはモバイルマネーのプラットフォームを利用し、学校や大学に対し、ゼロレーティング(特定機能の無料利用)を提供しています。これにより、教育カリキュラムへのアクセスや遠隔での学習を可能にしています。

さらに拠点を置く南アフリカ内では多くのサービスを提供しています。

  • ゼロレーティングのUSSD(メッセージ機能)を利用し、感染情報やその他重要な情報を知らせています。
  • Ayoba(無料メッセージアプリ)で、新型コロナウイルス情報のライブ配信と、ニュースや情報のアップデートを行なっている2つのチャンネルを利用できます。
  • Ayobaからアクセスできる、家族や友人とのコミュニケーションを取ることができるAyobaデータライフラインへの20MB分の利用を無料化しています。
  • 2020年3月24日に、200南アフリカランド(通貨単位)以下のP2Pの無料現金支払いを可能にしました。


モバイルマネー手数料の無料化


MTN Groupはウガンダ、ルワンダ、ザンビアの地域で、30日間のモバイルマネーの手数料を無料化しました(一部地域で上限金額あり)。

さらにナイジェリア、ガーナ、カメルーンではMTN MoMアカウントの利用者の送金手数料を無料化しました(上限金額あり)。

このように、アフリカに多くのユーザーを抱える電話通信サービス企業のMTNは、アフリカでの対新型コロナウイルスに積極的に貢献しています。特にモバイルマネーというアフリカ独自の習慣に対応できるのは、現地企業の強みではないでしょうか。

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《企業情報》
MTN Group(エムティーエヌグループ)
■設立年:1994年
■本社所在地:南アフリカ
■資本金:1億2110万ドル
■企業URL:https://www.mtn.com/
■事業概要:アフリカ、中東で電話通信サービスを提供しています。

《参照》
2020年4月2日閲覧
MTN ramps up efforts to support customers and communities as COVID-19 spreads across markets

 

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