2020年のアフリカ選挙情報
昨年、2020年はアメリカ大統領選が日本でも注目を集めた一方で、アフリカでもコートジボワールやタンザニアなど約10か国で大統領選挙が実施されました。
アフリカの一部の国では、憲法や法律で定められた国家元首の最長の在任期間を都合のよい解釈をして長期政権が続き、一部の民衆の不満が高まり、、国内政治の転換期となりうる選挙前後では与野党の支持者が衝突することがしばしばあります。
2020年12月25日の中央アフリカ共和国の大統領選挙2日前に、武装グループの行動とみられる攻撃で国連のPKOの隊員3名が死亡するというニュースが日本でも伝えられ、選挙前後のアフリカの不安定さを改めて感じた方も多いのではないでしょうか。
また選挙の結果によっては、ビジネス環境も変化することも多くあるため、日本をはじめ外資企業は注意して政治の動向を見ていく必要があります。
2021年のアフリカ選挙情報
今年もアフリカではウガンダやニジェールでの大統領選挙をはじめ、国政・地方選挙を含めると複数の国で選挙が予定されています。
特に、昨年ティグレ人民解放戦線(TPLF)と連邦政府軍との衝突が起きたエチオピアでも選挙が予定されており、選挙期間にはTPLFの活動が活発化することも予想できます。
また新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アフリカ経済にも大きな影響をもたらしています。新型コロナウイルスに対する経済支援政策で、地域や宗教間での不公平さが顕在化されてくると、現政権に対する民衆の不満も高まり、普段、政府の政策から見放されてきた民衆が反政府の動き高め、暴徒化するケースも考えられます。
2011年の「アラブの春」、そして2020年の「#EndSARS」といった近年のアフリカの反政府デモでは、SNSの普及に伴い、反政府の動きが民衆間で一気に広がり、その動きに賛同する人が急増し、収束が難しくなることがあります。
2021年は新型コロナウイルスによる影響が家計単位でさらに表面化する中、多くの国で選挙を控えています。2021年は今まで以上に、各国のカントリーリスクに備えることも重要となります。
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《参照》
2021年2月2日閲覧
「2020 African election calendar」
「「アラブの春」と中東・北アフリカ情勢」
「内戦の中央アフリカで大統領選挙 武装グループの攻撃で死者も」
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