フィンテック企業JUMOが1億2000万ドルの資金調達を完了

2022.02.08
ANZA編集部
フィンテック企業JUMOが1億2000万ドルの資金調達を完了


2021年11月、英国と南アフリカを中心に拠点を置くJUMO(ジュモ)が1億2,000万ドルの資金調達に成功しました。またそれに伴い企業価値が4億ドルに達しています。

今回の資金調達はFidelity Management&ResearchCompanyが主導し、Visaやロンドンを拠点とする投資運用会社のKingsway Capitalといった名前が並んでいます。

創設者兼CEOのAndrew Watkins-Ball氏が2015年に会社を立ち上げて以来、Brook Asset Management、Leapfrog、GoldmanSachsなどの支援者から合計2億ドル以上の投資を受けてきました。

今回企業価値が4億ドルに達したJUMOは金融サービスを中心に行っています。JUMOの金融サービスは機械学習をはじめとするAIを用いたプラットフォームで、消費者、起業家、中小企業を含む、誰もがアクセスできるサービスを目指しています。

急成長を続けるJUMO


2015年にロンドンで設立されたJUMOは、データを用いて金融にアクセスできないアフリカの何百万人もの人々の金融行動の予測を実現するサービスの構築に取り組み始めました。

その後エンジニアリング部門の拡大により会社は急成長し、2018年にはゴールドマンサックスが主導し5,200万ドルを調達してから、ガーナ、タンザニア、ケニア、ウガンダ、ザンビア、コートジボワールの6つのアフリカ市場と、パキスタンに拠点を広げました。

これまでJUMOは、これらの市場で1800万人以上の顧客に35億ドル以上の融資を行い、最大で1億2000万件の個人向け融資を実行しました。

そして現在、JUMOのプラットフォームで融資を受けることができる電子マネーの加入者数から算出すると、年間290億ドルの融資機会があることがわかります。また、JUMOが2022年にナイジェリアとカメルーンに進出した際には、この数字は400億ドルにまで拡大する可能性があることが試算されます。

この調達に参加したVisaのグローバル責任者であるメリッサ・マクシェリー氏は声明の中で、JUMOの融資プラットフォームは、市場全体に拡大し、消費者や中小企業の信用へのアクセスを創出することで金融サービスを推進する能力において非常に魅力的であると述べています。

今年、アフリカではフィンテック企業3社が大型調達を行いユニコーンになりました。今後もアフリカのフィンテック企業の活躍から目が離せません。


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《参照》
2022年2月7日閲覧
Fidelity, Visa and Kingsway back South African fintech JUMO in $120M round
JUMO – Crunchbase Company Profile & Funding

 

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