Netflixがアフリカ進出強化、ケニアで無料プランを開始

2021/10/12

無料プランでアフリカ進出強化


9月20日、動画ストリーミングサービスNetflixはケニアで数週間にわたる無料プランを開始することを発表しました。

同プランでは、南アフリカの「BLOOD&WATER」やスペインの「ペーパーハウス」などの人気作品を中心に有料会員の約1/4の作品を視聴することができます。

Android搭載スマートフォンを持つ18歳以上なら誰でも、決済手段の登録なしで簡単に利用できます。
そのためクレジットカード・デビットカードを持たない人も利用可能です。
またケニアNetflixは、有料会員になる場合でもクレジットカード・デビットカードに加え、M-PESAでの支払いも可能にしています。

スタットカウンターによるとケニアのAndroidユーザーは約9割と高く、多くのユーザーに体験してもらい有料会員の獲得につなげることが期待されます。
同国では Amazon、 Disney+、 Showmaxが動画ストリーミングサービスとして利用されていますが、Netflixがトップを占めています。

拡大するアフリカ動画ストリーミングサービス市場


Netflixのユーザー数はパンデミックの影響を受け増加しましたが、同サービスの標準価格は12ドルと比較的高価格で、他社が低価格でサービスを提供するようになってからは特に米国内での顧客獲得に苦戦しています。
そのため他地域、特に今後人口増加が見込まれるアフリカでの市場拡大に力を入れていると考えられます。

同社は2016年からアフリカ進出を開始し、現在のユーザー数は推定約260万人にのぼります。
ロンドンのビジネスインテリジェンス企業Digital TV Researchによると、
2021年末までにアフリカの動画ストリーミングサービスユーザーは約511万人に、5年後の2026年までには3倍の約1,506万人になると予想されています。
なかでも映画産業が盛んな南アフリカとナイジェリアでの利用が拡大されること見込まれます。

Netflixはこれまでもアフリカや東南アジアでの市場拡大に取り組んできました。
インド、マレーシア、南アフリカ、エジプトなど複数の国で、標準価格の半額以下のモバイル専用プランや、今回ケニアで提供されているような期間限定の無料プランを提供し、ユーザー数を増やしています。

オリジナルコンテンツでユーザー獲得


Netflixではアフリカのオリジナル作品が展開されていて、なかでもナイジェリアと南アフリカの作品は国外でも注目を集めています。

ノリウッドとして知られるナイジェリアでは、ミドルからハイクラスにNetflixユーザーが多く、約5万人が利用しています。
モバイルマネーが盛んなイメージのあるアフリカですが同国のクレジットカード保有率は高く、また成人の約5割はデビットカードを保有しておりカード決済が必要なNetflixを利用することができています。

Netflixではノリウッド作品が数多く展開されていますが、既存のノリウッド映画は日本でいう時代劇のような位置づけにあり、また作品の水準も高いとは言えず、まだ現地では欧米作品を見ているほうが「かっこいい」というな雰囲気もあるように感じられます。

そんななかNetflixは現地制作のオリジナルコンテンツに投資したほか、現地制作会社とも提携しており、今後Netflixがノリウッドのレベルと認知度の向上に貢献するかもしれません。


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