2019年、アフリカユニコーン企業・5社!

2019/12/26


年々、アフリカスタートアップ界隈の盛り上がりが、勢いを増しています
アメリカの投資会社、Partechの調査によると、2018年は、アフリカのテック企業全体で、11億6,300万米ドルの資金調達を実施したと言われています。これは、前年比から108%の成長をしています。

また、昨年に引き続き2019年も、新たにユニコーン企業がアフリカで誕生したり、上場したりしました。今回ANZAでは、アフリカのユニコーン企業5社を見ていきたいと思います。

最新記事:2021年、アフリカユニコーン企業まとめ

①アフリカのアマゾンで知られる、『JUMIA(ジュミア)』

1社目のユニコーン企業、JUMIAは、2012年に、マッキンゼーの同僚であるフランス人Sacha Poignonnec氏とJeremy Hodara氏により創業されました。
同社は、eコマースのマーケットプレースを運営し、ナイジェリアを拠点に南アフリカやケニア、コートジボワール等でビジネス展開しています。
最近では、「ジュミア・ペイ」という決済システムも取り扱っています。

NY証券取引所で上場

2019年の同社の一番のニュースとして、4月にニューヨーク証券取引所に上場したことが挙げられます。初終値は25.46米ドルと売出価格を75%上回り、時価総額は19億ドルになりました。

■ JUMIAの2019年の動向に関する記事

②アフリカ大手加工食品メーカー、Promasidor Holdings(プロマシドール・ホールディングス)』

2社目のユニコーン、Promasidor Holdingsは、1979年にRobert Clarke氏によって設立されました。同社は、アフリカ36ヶ国で事業展開する大手加工食品メーカーです。

Ajinomotoが株を保持

同社は、ナイジェリア、アルジェリア、ガーナ、コンゴ民主共和国、アンゴラの5か国を主要展開国として、粉ミルク、粉末飲料、風味調味料、シリアルなどを生産・販売しています。

2016年8月11日に評価額が15億8000万ドルに達し、主な投資家にIFC、 Ajinomotoがいます。Ajinomotoは、2016年11月の同社の株式33.33%(約558億円)を取得しました。

③南アシェア3位の携帯通信会社、『Cell C(セル・シー)』 

3社目のユニコーン企業は、Cell Cです。同社は、VODACOMとMTNに続いて、2001年に携帯通信事業を開始しました。主な投資家にBlue Label Telecoms, Net1 UEPS Technologiesがいます。

負債と損失に苦しんだ2019年

2019年10月には、コア事業の売却の計画に入ったと報じられました。理由として、90億ランド(5億9,600万ドル)の負債と損失の拡大に苦しんでいることが挙げられます。(参照:https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-10-10/cell-c-of-south-africa-puts-assets-up-for-sale-as-losses-deepen

④ナイジェリアデジタル決済会社、『Interswitch(インタースイッチ)』

4社目は、Interswitchです。同社は、2019年11月に米VISAに株式20%を2億米ドルで売却し、ユニコーン企業になりました。

上場に向けて準備

今年7月には、2019年後半にロンドンとナイジェリア証券取引所のダブル上場を計画していることが報道されたが、2019年12月現在、未上場のままです。記事によると、同社の企業価値評価13憶~15憶ドルになると言います。
(参照:https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-21/african-unicorn-interswitch-said-to-hire-jpmorgan-for-2019-ipo

⑤米発スタートアップ、ドローンで医療用血液を輸送、『Zipline(ジップライン)』 

2014年に設立されたZiplineは、2018年6月に事業会社として初めて豊田通商がシリーズCの資金調達ラウンドに出資参画したことで、日本でも話題になりました。2019年も新たに1億9,000ドルの資金調達を実施し、ユニコーン企業の仲間入りを果たしました。
(参照:https://techcrunch.com/2019/05/17/ziplines-new-190-million-funding-means-its-the-newest-billion-dollar-contender-in-the-game-of-drones/

事業展開国の拡大

これまでルワンダで事業展開をしてきた同社ですが、今年は、ガーナでもドローンによる医薬品の配送サービスを開始しました。
(参照:https://qz.com/africa/1604374/ziplines-drone-delivery-launches-in-ghana-with-vaccines/
ユニコーン企業として、今後どのように事業展開をしていくのか注目です。
■ Ziplineに関する記事

現在、アメリカには、ユニコーン企業が約200社あり、世界の半分を占めると言われています。今後、アフリカ発のユニコーン企業がどのように追い上げを見せるのか注目です。

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