【日本企業進出事例|ナイジェリア】アフリカでも多くの人に親しまれている、味の素

2020.04.10
ANZA編集部
【日本企業進出事例|ナイジェリア】アフリカでも多くの人に親しまれている、味の素

ANZAは日本企業のアフリカ進出を支援しております。

今回は、長きにわたりアフリカに進出している日本企業、味の素株式会社についてご紹介します。

味の素株式会社について


1909年に創業した同社は、うま味調味料『味の素』をはじめ、食に関する様々なソリューションを提供しているグローバルカンパニーです。世界35カ国で事業を展開しており、製品展開は130カ国以上にわたります。

世界中にビジネスを展開する同社のアフリカ進出についてお伝えします。

1980年代にアフリカ進出


同社は全体の売上の4割が海外食品を占めています。1960年代にマレーシア、フィリピンなどの東南アジア諸国で工場を設立し、1980年代にアフリカにて、うま味調味料『味の素』の普及活動を開始しました。

アフリカでの事業/動向


同社はナイジェリアは1991年、エジプトは2011年、コートジボワールは2012年に法人を設立し、現地の従業員とともに、うま味調味料『味の素』や風味調味料の販売活動を行っています。

「誰でも買える」の実現


一物一価を採用し、一袋につき各国の1コイン価格(ナイジェリア:5ナイラ=約1.5円、エジプト:0.5エジプトポンド=約3円)で販売しています。

小分けで購入できることにより、低所得の人たちにも手が届く価格設定となっています。

「どこでも買える」の実現


調味料などといった消費者の購入主要チャネルであるマーケットにて、小売店に現金で製品を直接販売するシステムを確立しました。

これにより、消費者は小売店から製品を購入することができ、どんな場所でも手に入れることが容易になりました。

「現地に合わせた味覚」の実現


エジプトでは2017年に新商品を開発しました。

米料理用に味の素をベースにしたスパイスミックスを現地生産メーカーに委託し、生産しています。現地の味付けに合わせたことで、多くの人に好まれています。

現地の食文化に合わせた戦略を展開


ナイジェリアにある現地法人では、今年のはじめにイルと呼ばれる、伝統的な豆発酵調味料の工業化と販売を開始しました。

今までイルは農家の手作りが中心で、衛生面や保存性に課題がありました。そこで2016年から製品開発を開始し、試行錯誤の末に衛生的、安定的な工業化を確率させることに成功させたのです。開発時には豆発酵調味料の伝統的な作り方を地元の人に教えてもらったそうです。

1991年に現地法人を設立して以来、うま味調味料『味の素』はナイジェリア国内に普及し、他にもナイジェリア独自のカレーチキン調味料や干し魚調味料も展開してきました。

このように現地の人にとって不可欠な調味料を衛生面、保存性を保った状態で家庭に提供することで、現地の食文化の継続に貢献しています。

また、調理時間が短縮されることにより、女性の社会進出にも貢献しています。

栄養食品KOKO Plusの提供


2017年に『味の素ファンデーション』を設立し、世界の栄養改善に向けて活動しています。

ガーナの栄養改善プロジェクトでは、生後6ヶ月〜24ヶ月の子どもたちにKOKO Plusを提供し、栄養不足の削減に取り組みました。同時に保護者向けに栄養や食習慣の改善を啓蒙しました。

アフリカ大手食品メーカーに出資


2016年にはアフリカ36カ国で展開している加工食品メーカー、プロマシドール社に、株式の33.33%にあたる約558億円を出資しました。

同社はナイジェリア、アルジェリア、ガーナ共和国、コンゴ民主共和国、アンゴラの5カ国を主要展開国として、粉ミルク、粉末飲料、風味調味料などを生産・販売しており、アフリカ市場に広く浸透しています。

同社に出資したことにより、アフリカにおける幅広い販売基盤を獲得しました。

味の素株式会社の幅広い製品開発力と生産技術力を組み合わせることにより、アフリカ全域においての事業基盤強化を目指しています。

アフリカ展開ポイントまとめ

1、徹底した草の根販売活動
2、現地企業の提携による生産拠点の確保
3、現地政府やJICAと協力した国民健康改善プロジェクトの推進

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国別基礎情報


ナイジェリア

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《企業情報》
■企業名:味の素株式会社
■上場/非上場:上場
■従業員数:34,504名(2018年度)
■売上: 約1兆1,274億円(2018年度)
■営業利益:約926億円(2018年度)
■時価総額:約9,992億円(2020年4月4日現在)
■企業URL:https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/

《参照》
2020年4月2日閲覧
味の素(株)、プロマシドール・ホールディングス社の株式33.33%を約558億円で取得
味の素、伝統的豆発酵調味料の製造を工業化、販売開始

 

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