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今回は、アフリカ最大級の4億人市場に参入の動きを見せる、大原薬品工業を紹介します。
大原薬品工業株式会社について
原薬から製剤までの一貫生産ができる医薬品メーカーです。小児がんをはじめ、生命に直結する疾病領域をターゲットとして、新たな知見に基づく研究・開発・実用化に向けた取り組みを行なっています。本社は滋賀県にあり、そのほか東京都・北海道・宮城県・広島県・福岡県に事業所を持ちます。
アフリカでの事業/動向
2019年4月4日にナイジェリア内資最大の製薬会社FidsonHealthcare Plc.(以後、Fidson)の持ち株比率約20%の株式を取得し、戦略的パートナーシップを結びました。両社が事業を展開する地域の人々が、最新のヘルスケア製品ならびにヘルスケアサービスにアクセスできることを目指し、資本・業務提携をしています。
昨年8月末に開催されたTICAD7(アフリカ開発会議)のサイドイベントのMOU式典では、日本の経済界において近年アフリカビジネスの際立った活動をしている事例として今回のFidsonとの戦略的資本・業務提携の契約の締結が紹介されました。
大原薬品工業の狙いは、日本市場が停滞している中、2050年には人口4億人になると言われるナイジェリアへ参入することでアジアやアフリカにおけるネットワークを構築することです。
一方、Fidsonの狙いは最新の医薬品をナイジェリアに導入すること、技術力、専門力、ネットワークを導入することであり、大原薬品は小児がん領域を中心とした新薬や医療機器、ジェネリック医薬品などをナイジェリアに供給しています。
アフリカ展開ポイントまとめ
ナイジェリアの企業が持っていない、最先端の医薬品や技術、広いネットワークを所有
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《企業情報》
■企業名:大原薬品工業株式会社
■上場/非上場:非上場
■従業員数:410名
■売上:約180億3600万円(2019年3月期)
■営業利益:約12億8000万円
■企業URL:https://www.ohara-ch.co.jp/
《参照》
2020年4月6日閲覧
『⽇本・アフリカビジネスフォーラム MOU 式典への出席について』
『Fidson Healthcare Plc.社との戦略的資本・業務提携契約締結に関するお知らせ ~ナイジェリア内資最大の製薬会社との戦略的パートナーシップ~』
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