ナイジェリアのアグリテックスタートアップ『Beat Drone』がドローン技術を新型コロナウイルス対策に使用

2020.05.01
ANZA編集部
ナイジェリアのアグリテックスタートアップ『Beat Drone』がドローン技術を新型コロナウイルス対策に使用


ドローンを用いて農地調査や肥料散布を行う、ナイジェリア発のスタートアップBeat Drone(ビートドローン)は、同社の技術を用いて、ナイジェリア州政府の新型コロナウイルス対策を支援すると発表しました。

同社は、ドローンを用いて農地の散布、作物の監督、農地のマッピングを行うことで、より効率的な農業と作物の収穫量向上に貢献しています。農家は、同社のプラットフォームを通じて、ドローンのリクエストと日付の設定を行い、ドローンが実際に作物のカウントやマッピングを開始する前に支払いを済ませます。

ナイジェリアの州政府は同社に対し、今回の新型コロナウイルス危機の間、別の方法でドローン技術を活用するよう求めました。

政府はウイルスの蔓延を防ぐため、都市封鎖に加え、手動の消毒薬散布にも着手しました。Beat Drone(ビートドローン)はナイジェリアの州政府と協力し、消毒の散布をより迅速かつ正確に行うためにドローンの供給を開始しました。

「累計20,000時間を超える我々の農地散布の経験を今ここで活用することができます。」と、今回の試みに同社の代表オディオニエコンフィデンス氏は大きな期待を寄せています。

ナイジェリア州政府は、消毒の噴霧に関する協力に加え、同社のドローン工場設立を支援します。ナイジェリアの36州すべての消毒を支援するため、120万米ドル規模の工場を建設し、3,000を超えるドローンを製造する予定です。

「新型コロナウイルスが沈静化した際には、これらのドローンは、年間30万人以上が死亡するマラリアの原因となる蚊を排除するために使用されます。また、政府はドローンを利用して、農地における作物の収穫量増加を支援し、農家のコストの削減に取り組みます。」と、コンフィデンス氏は述べます。

ラゴスへの貨物便の遅延が克服されれば、ドローン工場は3か月以内に完了する見込みです。

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《企業情報》
Beat Drone(ビートドローン)
■設立年:2017年
■本社所在地:ナイジェリア 
■資本金:非公開
■URL:http://beatdrone.co/index.html 
■事業概要:ドローンを用いた農地の散布、作物の監督、農地のマッピングなどのサービスを提供。

《参照》
2020年4月21日閲覧
Nigerian startup Beat Drone spraying disinfectant to fight COVID-19

 

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