今回はアフリカの公用語について紹介します。総人口21億人以上、今も人口が増え続けているアフリカ。アフリカの言語は2,000種類以上、世界の言語の約三分の一を占めていると言われています。では、実際にどんな言葉が話されているのでしょうか?
アフリカの主な公用語紹介
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 – 部族と国家 : その意味とコートジボワールの現実よりANZA作成
アフリカ各国で公用語として多く話されている言語は英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、アラビア語です。かつてアフリカ各国はヨーロッパの植民地でした。当時の同化政策の影響が今でも残っているため、統治していた国の言葉を公用語にしている国が多いのです。
また、北アフリカはアラビア語が公用語の国が多く、中東のムスリム(イスラム)圏の影響を強く受けていることが分かります。
アフリカで最も話されている言語は?世界で最も話されている言語ランキングTOP10との比較
StatistaよりANZA作成
世界で最も話されている言葉は英語、続いて中国語(北京語)、ヒンズー語、スペイン語、フランス語の順です。
アフリカ全体で最も話されている言語は・・・アラビア語!と聞くと意外に思う方もいるかもしれません。アラビア語を話す人は2億7千人以上いるとされていますが、アフリカでアラビア語を公用語とする人たちは1億4千人程度おり、半数以上を占めます。
アフリカでは公用語の他に植民地化される前に元々あった現地語を話す、バイリンガル、トリリンガル、それ以上の複数言語を話せる人が多くいます。
アラビア語の次に多く話されている言語は、主に東アフリカを中心としたスワヒリ語と英語で、話せる人の数は約1億人と日本の人口とほぼ同じ数いるとされています。
一方で、英語を公用語としているケニアが隣国でスワヒリ語を公用語とするタンザニアと比べ、急速に経済成長したように世界全体で話せる人の数が多い言語を公用語にすると、経済発展に有利になるといった例もあります。
次回はスワヒリ語の他、2,000言語以上もあると言われているアフリカの言語についてもう少し掘り下げていきます。
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出典:Business Insider Africa – A comprehensive list of all the English-speaking countries in Africa
Matador Network – 29 Phrases To Get You Started Learning Pidgin English
Harvard University – Introduction to African Languages
Statista – The most spoken languages worldwide in 2022
Embassy of the Republic of Cameroon in Japan – カメルーンを知る
GIGAZINE – アフリカに2000以上もの言語が存在する理由とは?
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 – 部族と国家 : その意味とコートジボワールの現実
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