改めてザンビアがどんな国かご紹介します。
1. ザンビアはアフリカのどこに位置しているのか
ザンビアは南部アフリカに位置しており、力こぶのような形をしています。コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラ、ボツワナの8か国と隣接している内陸国であり、南部アフリカの要衝の1つです。
日本の約2倍の面積の国に東京と千葉県の2都県ぐらいの人が暮らしており、年々人口が増加しています。過去10年の間に500万に近く増えており、2100年には8,154万人までのぼると言われています。
有名な観光名所は、TOP画像にもなっている1989年に世界自然遺産にも登録されたビクトリアフォールズ(ビクトリアの滝)です。ナイアガラの滝、イグアスの滝と並んで「世界三大瀑布」と呼ばれるビクトリアの滝は、ザンビアとジンバブエの国境に位置しています。
2. 公用語と方言
・言語
ザンビアの公用語は英語です。首都のルサカでは英語に加えてニャンジャ語やベンバ語などもたくさん使われています。また、73の部族があり、地域によってさまざまなローカルな言語が使われています。ザンビア西部ではロジ語、南部はトンガ語、東部ではチェワ語が多く話されており、部族を聞くとザンビアの出身地域が分かることが多いです。
・ザンビア英語
ザンビア人は英語にベンバ語やニャンジャ語を混ぜて話すことが多い印象です。例えば、You are tired ka. や Ka small buildingというように混ぜています。You are tired kaのKaは付加疑問文のような働き方をし、Ka small のkaは小さいという意味です。
また、単語の語尾が変わることがまれにあります。例えば、ショップライト(ザンビアによくある南アフリカからのショッピングモール)やエフォット(努力)などの単語のアクセントが変わります。ショップライトはショップライティーにエフォットはエフォッティーに変わることがあります。アクセントが変わるときは基本的に叫んでいることが多いので、発音を変えることで大きな声が出しやすいのかもしれません。
・挨拶の重要性
ザンビアでは挨拶がとても重要です。人と会話を始める時や知らない人とすれ違う時も必ずと言っていいほど挨拶をします。英語であいさつをするときは基本的にHow are you ?やWhat’s up ?と言うことが多い印象です。人によってはHow are you ?と質問する前にI’m alright thank you.などと言うので挨拶が体に染みついているように感じます。また、現地の人はlakaやMuli bwanji (ニャンジャ語)というような現地語であいさつをします。
ザンビアの挨拶ではハンドシェイクなども行われます。こぶしとこぶしをぶつけるシンプルな挨拶から握手をして肩をぶつける挨拶のスタイルなどたくさんあります。人によってどのタイプのハンドシェイクをしたがるのか違うため、最初の方は適応するのに時間がかかります。
ザンビアでのあいさつは体調確認の意味も込められているかもしれません。ザンビアではWhats upと呼ばれるSNSが日本でいうLINEのように使われています。ザンビア人は特に用事が無くてもほとんど毎日How are you ?やHow is school ?というように連絡をしてきます。ザンビア人の友人によると体調不良や困っている時にすぐ助けるために毎日人に連絡しているみたいです。
3. ザンビアの主要産業
ザンビアの主要産業は、鉱業(銅、コバルト等)、農業(トウモロコシ、タバコ、綿花、大豆)、観光です。特に、銅の生産に依存しており、「銅の生産量と国際価格の変動がザンビア経済に大きな影響をあたえている」と言われています。世界的にみても銅の主要生産国(世界7位)であり、コンゴ民主共和国につぐアフリカで2番目に大きな生産国です。
・4つの主要な銅山
ザンビアには4つ(バリック・ルムワナ、FQMカンサンシ、モポニ、コンコラ・コッパー・マインズ)の主要な銅山があります。4つの銅山は、鉱業の雇用や社会的投資の大部分などを占めており、ザンビアの年間銅生産量の80%を占めています。
・世界中からの支援
ザンビアにある銅山は世界中の投資家から支援されています。バリック・ルムワナでは、世界で一番大きい金鉱山会社であるカナダのバリック社が100%出資しています。また、カンサンシではカナダの会社が大株主であり、コンコラ・コッパー・マインズではインドの会社が大株主です。加えて、マポニではスイスの会社が大株主になっています。ザンビア政府は、投資株式会社ZCCM-IHを通じて、大部分の鉱山で少数株主になっているため、事実上、ザンビアの鉱業界で最大の株主です。
・大学でも鉱山について学ぶことができる
ザンビアでは鉱山について学ぶこともできます。ザンビアの最高学府であるザンビア大学では鉱山学部が1973年に設立されました。地質学、鉱山工学、冶金学・鉱物処理の3つの学科があり、地質学者、鉱山技師、冶金学者の育成が行われています。また、大学と鉱業界は密接に関わっています。学生の実習の大半は鉱山で行われていたり、現場から非常勤講師や客員講師が派遣されたりしています。
食事:大学寮の近くのレストラン
留学生や講師などが住む大学寮の近くにレストランがあります。鶏肉、魚、牛肉の中から選ぶことができ、1食約225円~270円ぐらいで食べることができます。主食はご飯とシマから選ぶことができます。お米はモング米などが使われており、日本でのお米と比較してパサパサしている印象です。また、シマは腹持ちがよく、食べると眠くなりやすいです。
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