One Laptop per Child(子供一人に一つのノートパソコン)という政策を掲げるなど、ICT及び関連事業の拡大に力を入れるルワンダ共和国(以下、ルワンダ)。
日本から多くの出張者が訪れる、ルワンダがどのような国なのか、見ていきたいと思います。
ルワンダの基本情報
以下、ルワンダの基本情報をまとめました。
面積:26,300平方キロメートル (四国の1.5倍程度)
人口:1,230万人(2018年)
人口増加率:2.6%(前年比)
首都:キガリ
民族:フツ,ツチ,トゥワ(なお,ルワンダは,これらを示す身分証明証を廃止している。)
宗教:キリスト教(カトリック,プロテスタント),イスラム教
通貨:ルワンダフラン(RWF) ※1円=8.70RWF(2020年5月15日)
公用語:ルワンダ語,英語(2009年,公用語に追加され,フランス語に代わって教育言語となった),フランス語,スワヒリ語
続いて経済面。
名目GDP:95.09億ドル(2018年)
一人当たりGDP:772.9ドル(2018年)
GDP成長率:8.7%(2018年)
ルワンダのGDPの年平均成長率は約7%で、20年以上にわたって世界最速水準の高度経済成長を維持しており、「アフリカの奇跡」と呼ばれています。
また、1994年の虐殺の後、205ドルにまで落ち込んだ一人当たりGDPも、2018年には773ドルにまで成長しました。2020年までに中所得国、2035年までに高中所得国、2050年までに高所得国になる目標を掲げています。
さらなる経済発展のための経済外交を重視しており、主要な援助国と良好な関係を築くとともに、東アフリカ共同体(EAC)やアフリカの経済統合にも積極的に取り組んでいるようです。
「アフリカの入口」としてビジネスを始めやすい国
世銀の「Doing Business(投資環境ランキング)2020」では、全世界191か国地域中38位、モーリシャスに続きアフリカ第2位という高い順位を占めており、2008年の150位と比較すると、大幅に上昇していることがわかります。
Doing Businessは法人設立や不動産登記、納税や破産処理などの10項目から成り立っています。それぞれの項目の整備状況や手続き、コストの多寡を評価し、これらを総合してビジネスのしやすさを指標化し順位付けしています。
ルワンダ開発委員会の「ワンストップ・センター」により、会社登記はオンライン上でわずか6時間で完了し、法人設立認可証を取得できるだけでなく、納税者番号と、従業員の年金申請のための社会保障登録証も取得できるのは、ルワンダの大きな特徴です。
また、比較的治安が良く、夜間に女性が一人で歩くことができる、アフリカでは数少ない国の一つです。
ルワンダはアフリカのビジネスハブを目指して、ビジネス環境の整備やルワンダ航空の路線拡充、イノベーションファンドの設立に取り組み、着々と環境を整えています。今後は民間セクター主導の発展を目指しており、更なる国の発展が期待されます。
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《参照》
2020年5月7日閲覧
World Bank database
『ルワンダ基礎データ』
『アフリカ市場を見据えた 日本-ルワンダビジネス促進策の概要』
『アフリカビジネス入門2017 第3章ールワンダ ICT立国編 ジェノサイドを知らない若者たちが、ルワンダの未来を創り始めた』
『ルワンダ虐殺から25年で経済成長は世界最速レベル、男女格差は6位に』
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