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今回は、青年海外協力隊帰りの女性社員がアフリカ市場を開拓を始めた、ロート製薬株式会社を紹介します。(女性社員、阿子島文子氏のインタビュー記事はこちら)
ロート製薬株式会社について
昨年10月に紹介した、ロート製薬のエチオピア、タンザニアへの進出から少し遡り、今回はロート製薬のアフリカ進出初期のケニア進出について紹介していきます。
ロート製薬はアイケアやスキンケア関連製品を製造、販売する製薬会社です。
アイケアの日本国内シェアは約40%を誇り、2014年にはOTC目薬の売り上げナンバーワンとしてギネスにも登録されています。
一方、海外でも110ヵ国以上で販売を行っており、売上構成比も全体の40%が海外での売上となっています。
青年海外協力隊経験者が開拓したアフリカビジネス
ロート製薬のアフリカ進出は、青年海外協力隊経験者の阿子島文子氏によって進められました。
当時入社2年目の阿子島氏は、社内でアフリカ海外事業が承認されて以降、事業開発を進めていき、東アフリカの玄関口でもあるケニアに拠点を置くことに決めました。
アフリカの市場調査では、現地のゲストハウスに宿泊し、都会に住む現地の女性たちに直接インタビューを行うなどして化粧品や医薬品に対する考え方やトレンドへの理解を深めていきました。
人々の声を聞く中で、現地の女性でも手の届く価格でそのニーズに応えることが、使命だと確信した、と阿子島氏は社内インタビューで当時を振り返っています。
そして2013年、ついに現地法人であるケニアロートメンソレータム・ケニア社を設立、2015年からは実際に現地でロートブランド製品の販売を開始しました。
数ある同社の製品のなかでもニキビケア商品の「Acnes」は、その効果を実感する声もあり反響を呼んでいるようです。ロート製薬のアフリカ進出の狙いは、同社製品のターゲットでもある若年層の増加が見込まれているアフリカに進出し、その拠点を作ることでした。
このケニア進出だけにとどまらず、現在では南アフリカにも拠点を増やし、さらにエジプトとガーナでも現地代理店を通して製品の販売を行っています。
今後ますます、事業を拡大をしていくであろうロート製薬に注目です。
アフリカ展開ポイントのまとめ
1、現地のニーズ調査
2、現地経験のある若手社員を最大限に生かす
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《企業情報》
■企業名:ロート製薬株式会社
■上場/非上場:上場
■従業員数:連結 6,355名(2019年)
■売上:連結 1,835億円(2018年)
■営業利益:208億円(2018年)
■時価総額:約3,796億円(2020年4月19日現在)
■企業URL:https://www.rohto.co.jp/
《参照》
2020年4月19日閲覧
『3分でわかるロート製薬』
『【グローバルロート通信】〜ケニア前編〜』
『【グローバルロート通信】~ケニア後編~』
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