【日本企業進出事例|アフリカ全土】豊田通商と資本業務提携を結んだ中古車輸出のECサイトを運営する企業とは?、Carpaydiem(カーペイディーエム)

2020.08.24
ANZA編集部
【日本企業進出事例|アフリカ全土】豊田通商と資本業務提携を結んだ中古車輸出のECサイトを運営する企業とは?、Carpaydiem(カーペイディーエム)


今回は、先日8月3日に豊田通商と中古車オンライン輸出販売での協業を目的とした、資本業務提携を締結した株式会社Carpaydiem(カーペイディーエム)について紹介していきます。

カーペイディーエムは、2009年に設立された比較的若い企業です。

同社は「日本製品の魅力を伝え、世界中を笑顔に」することをミッションとし、インターネット通じて、自動車を中心に日本製品を海外に輸出しています。

同社が取り扱う製品は基本中古製品であり、グローバル規模のリユース事業として、環境にも優しい事業となっています。

またオンライン輸出事業のほか、広告代理店事業や人材紹介事業、ユーザー買取事業へと事業を拡大しています。特にユーザー買取事業では、中古製品の輸出を行っている会社ならではの、中間業者を挟まないからできる高価買取を強みとしています。

アフリカでも人気のCarused.jp


同社がアフリカで活躍しているのは、オンラインでの中古車輸出事業です。

現在ではアフリカを含む80ヵ国に市場を拡大しています。そのため同社が運営する中古車輸出のECサイト「Carused.jp」では、英語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語の4カ国語による運営が行われています。

一般的な中古車輸出業者は現地のディラーや中古車販売店とのBtoBの取引を行っていますが、同社のECサイトではBtoCのビジネスモデルを構築し、顧客が安心して良質な中古車を購入できるシステムになっています。

同事業は順調に売り上げを伸ばしており、最も大きなマーケットの1つであるコンゴ民主共和国で、2019年の商用車の販売台数が前年比で1.45倍、直近2年では約2倍に成長しています。

また冒頭で触れたように、豊田通商と資本業務提携を締結したことで、これまでのオンライン中古車販売のノウハウに加え、豊田通商の自動車アフターサービスによって、今まで以上に安心感あるオンライン中古車輸出事業が期待されています。

新型コロナウイルスの蔓延によって、新車・中古車の販売数が減少している中、サービス内容を充実化させることで、顧客を確保することはWithコロナのビジネスとしても、大切なポイントとなりそうです。

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《企業情報》
■企業名:株式会社Carpaydiem(カーペイディーエム)
■上場/非上場:非上場
■従業員数:20人(2020年)
■売上高:24億円(2018年)
■営業利益:N/A
■時価総額:N/A
■企業URL:https://carpaydiem.jp/

《参照》
2020年8月6日閲覧
Carpaydiem HP
豊田通商と資本業務提携、中古車のオンライン輸出販売で協業へ

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