【日本企業進出事例|南アフリカ】代理店販売でアフリカ市場進出、ピジョン

2020.04.17
ANZA編集部
【日本企業進出事例|南アフリカ】代理店販売でアフリカ市場進出、ピジョン

ANZAは日本企業のアフリカ進出を支援しております。

今回は、代理店販売でアフリカ市場に進出するピジョン株式会社を紹介します。

ピジョン株式会社について


ピジョンはベビー用品やマザーケア関連の製造販売を行う日本企業で、国内の哺乳瓶シェアは7割を占めています。基幹商品として、哺乳器・乳首、さくにゅう器、スキンケア、オーラルケアがあり、特に哺乳器・乳首は世界中で今後もシェアを伸ばしていけるカテゴリーです。

同社の第7次中期経営計画の報告によると、中国市場では2004年から2019年の間で、売上高が5.5倍になり順調に市場を拡大しています。

一方、日本事業での想定以上の出生数の減少やインバウンド特需の剥落、シンガポール事業におけるインド、インドネシアにおける拡販の鈍化など、全ての市場で順調というわけでもなさそうです。

アフリカ市場への参入


同社のアフリカ事業は、南アフリカ、ナイジェリア、ジンバブエに3つの拠点を有しており、代理店を通じた販売でアフリカ市場にも参入しています。

さらに現在ナイジェリアドメインのサイトにて製品の案内なども行っています。同社のメインターゲットとも重なる新生児の年間誕生数を示す統計では、アフリカの7ヵ国が世界の上位20ヵ国に入っており、それらの国だけでも約2008万人の新生児が生まれ、毎年需要が発生すると考えられています。(ピジョン調べ)

そのため同社もアフリカ市場の可能性は高く感じています。現時点では「成長市場」と位置付けず、「次の波(の市場)」、「10年後(の市場)」と表現しており、将来的に拡大していく市場と捉えているようです。

現在は中国などアジア各国に力を入れているものの、近い将来アフリカ市場に対する事業も拡大していくのではないでしょうか。

アフリカ展開ポイントまとめ

1、基礎研究に基づいて開発された製品
2、代理店販売によるアフリカ進出
3、潜在的需要の見極め

南アフリカへの進出をご検討中の方へ

 

国別基礎情報


南アフリカ

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《企業情報》
■企業名:ピジョン株式会社
■上場/非上場:上場
■従業員数:グループ全体3,875名(2019年)
■売上:連結 1000億円(2019年)
■営業利益:170億円(2019年)
■時価総額:約4987億円(2020年4月14日現在)
■企業URL:https://www.pigeon.co.jp/

《参照》
2020年4月13日閲覧
2019年12月期(63期)決算 第7次中期経営計画 説明会
第6次中期経営計画

 

 

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